RMX250-SJ13 整備資料



・2011.09.18.RMXのフレーム載せ換え⑧ / 保安部品全て取り付けて完成







トップブリッジの交換でステアリングロックが可能に
プレーキペダルの交換でリヤブレーキスイッチがOKに
・ スプロケットガード装着で公道仕様にだんだんと近づく。
レース用イグナイター①/高回転がもたつくようになった



1.一個 百円×3=300円


今回RMXに取り付けた部品は合計額が300円。

中古部品は捜せば安いものがあります。

  FJの部品調達の際に同時落札したものです。→→→こちら

  左から、
・ハンドルボスト付きトップブリッジ
・リアブレーキペダル
・ドライブスプロケットカバー。

  すべて純正部品です。



      
2.トップブリッジ交換


RMXに付いていたトップブリッジ(写真上)と交換したトップブリッジ(写真下)です。
どこが違うか分かりますか?

  交換したトップブリッジ(写真下)には前にボルト留めの出っ張りがあり、
  ここにメス穴があります。。

  メインキーシリンダーは、このメス穴とトップブリッジ下のもう一つのメス穴で固定されます。
  この二つのメス穴でメインキーシリンダーを固定しないと、
  メインキーシリンダーが動いてハンドルロックができません。

  以前は自作のアタッチメントを使ってメインキーシリンダーをかろうじて留めていました。
  今回の交換で「確実にそしてスムーズに」ハンドルロックができるようになりました。

  百円部品の費用対効果は10倍です。


      
3.リアブレーキペダル交換


RMXに付いていたリアブレーキペダル(写真上)と交換したリアブレーキペダル(写真下)です。

  交換前のペダルにはストップランプスイッチを押す出っ張りが付いていません。
  当然、ストップランプスイッチを操作することができず、
  リアブレーキをかけてもストップランプは付きません。
  左が交換前、右が交換後です。
  交換後のペダルはプレーキスイッチを押しています。


なお、ストップランプスイッチは押されているとOFF :押されていないとON です。

ブレーキペダルを踏まないときは、ボルト頭がスイッチを押しています。
ブレーキペダルを踏むと、ボルト頭がスイッチから離れて、スイッチON になります。

ブレーキランプが点灯することは、バイクの保安基準の一つです。
しかも、フロントブレーキとリアブレーキについて別々に作動しなければなりません。

今までは、フロントブレーキだけの作動でしたが、これでリアブレーキでも作動することになりました。
保安基準クリアーです。

費用はここでも百円。


4.ドライブスプロケットカバー取り付け


写真左が取り付け前、右が取り付け後です。

  レースではスプロケットカバーは不要です。
  不要というより、「あってはならない」のです。

  カバーがあると、泥がドライブスプロケットとカバーの間に詰まります。
  泥ならそれほど支障はありませんが、
  小石をはさむとドライブスプロケットやチェーンを壊してしまいます。

  しかし、一般道でのツーリングではカバーがあった方が安心です。
  「ドライスプロケットが外れたり、チェーンが切れたりしたら、足首をえぐられる」と
  心配しないで済みます。精神的に落ち着いていられます。

  百円で安心を買いました。

  なお、カバーの前に刻印されている「1・N・2・3・4・5」のシフト番号は
  車検で必要なものであるとか。
  マジックででも書いてあればOKだそうです。

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選任のための法律知識・








5.コンペ用 CDI(レース用イグナイター) に交換/レース用イグナイター①


左が標準の CDI 、右がコンペ用の CDI です。

  現RMXはもともとレース仕樣。
  コンペ用のCDI が付いていました。

  「まずは標準仕樣から」の方針で、フレーム載せ変えの際に標準 CDI に付け替えました。

  ※標準 CDI とコンペ用CDIのデーターについては→→→こちら


交換前の状態は、標準 CDI / メインジェット195番(標準) / プラグBR9ES(標準) / エアスクリュー2回転戻し(標準1.5回転戻し) / ニードルクリップ最上段、
混合比50:1 / スプロケ比14/48(標準15/46)

これで、中回転から高回転に移るときにもたつきあり。

モトクロッサーのように一気に吹け上がらない。

RMかPJのエンジンへの換装も考えていますが、試しにコンペ用CDIに換えてみました。
他の設定は同じです。


少し試乗してみました。
確かに中回転から高回転へのもたつきは解消されたように感じます。
しかし、高回転が伸び悩むようになりました。
問題はメインジェットでしょうか ?

もう少し乗ってから対策を考えようと思っています。

FJもいいけれど、2スト・オフロード車も楽しいものです。

今回は300円で日曜日を楽しませてもらいました。


2011.09.19追記

本日、コンペ用 CDI の調子を見るために走らせてみました。
アスファルト上での走行です。

前回の試乗と同様、中回転から高回転へのつながりは良くなりましたが、高回転が不調です。

1速・2速でのフルスロットルで「ボ・ボ・ボ~」と不完全燃焼。
そこからフルスロットルで頑張ると、思い出したようにパワーバンドに乗る。
その後の信号待ち・アイドリングではモウモウと煙があがる。

どうも不完全燃焼をしているようです。
むりやり食べさせて、エンジンに無理をさせているとの感あり。

点火時期が中回転中心となっているのでしょうか?
特別なキャブセッティングが必要でしょう。

RMXは林道使用を考えていますので標準 CDI に戻すことにしました。
標準なら安心してアクセルを開けられます。

1速・2速でのもたつきはシフトアップで対処することにしましょう。

最終的にはRMエンジンへの換装ですね。


最近、黄色いRMXがマリーナや団地を2スト騒音をまき散らして走り回っています。
住民の皆様にはご迷惑をおかけしていると恐縮しています。

『本当に、そう思っているのか!』

だって‥、最近はおとなしいバイクばかりでしょう‥。
2ストなんか走っていませんよ。

とにかく、RMXのセッティングはもう終わりますのでしばらくご容赦ください。


なお、FJの中古部品をいつもの出品者サンから4個落札しました。
すべて予備ストックの部品です。

①逆車用スクリーン・1670円  
②リアブレーキキャリパ・480円
 ③セルモーター・530円  
④キャブレターヒートガード・520円。

FJはフロントフォークのオイルシール類交換を予定しています。
サービスマニュアルを9200円で入手しました。
部品代は専用工具も含め12000円程度。

FJのオイルシール交換については、近日中にFJの項で紹介します。
専用工具についてもご報告します。


つづく。




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