FJ1200-4CC 整備資料



・FJ1200ユーザー車検の第二回~第五回の状況





ユーザー車検の二回目から五回目の様子です。
「必要書類の記載方法と記載例」、「平成27年改正対応の定期点検記録簿と追加点検項目」、「検査方法・手順」は必読です。
また、新しい検査ラインでは「ドラムが地下埋没型から地上設置型」になりました。
これは構造が簡単で設置費用が安くなるためでしょうが、
地上設置型ドラムでは「前輪をドラムに乗せにくい」、「前輪と車体が強く振られる」という弊害が生じています。
対策は「左足でしっかりとバイクを支えること」と「あらかじめブレーキをかけておくこと」。これについても必読です。


第二回ユーザー車検
ヘッドライト光量の車検合格基準
HIDバルブは見送り
H4カプラーの交換
デイトナのリレーハーネスで電圧が5.6%アップ
タイヤ交換
FJの国産タイヤの選択肢は三つ
検査方法・手順を詳しく
書類作成の方法と記載例
検査法人や陸運局が書類作成方法や検査手順をHPで公開しない理由
提出書類の順番
車検場での様子

第三回ユーザー車検
平成27年7月1日定期点検記録簿変更
追加された点検項目/・FJに関係するのは「ブローバイガス還元装置の配管の損傷」だけ
車検場での様子

第四回目ユーザー車検
プラグくらいは新品に
突然の燃料ポンプダウン
車検場での様子

第五回ユーザー車検
ライトを外したら、やはり光軸検査
構造検査でハンドルを切らされる
新しい検査ラインの問題点
新しい検査ラインはドラムに前輪を乗せにくい-対策
新しい検査ラインは前輪と車体が強く振られる-対策
メモ


    
【1】2013.09.05 FJ1200・第二回ユーザー車検終了


もう 二年が経ちました。前回の車検から走ったのは2000㎞。
RMX にかまっていましたからこんなものでしょう。


1.ヘッドライト光量不足対策

    
a.車検合格基準の光量

この年式だから仕方がないのでしょうか。
「ライトが点灯しているのか、点灯していないのか」が分からないくらい暗いです。
日帰りツーリングは、日が暮れる前に帰って来なければなりません。
車両の通行が少ない道を走ってはいけません。

前照灯の車検合格基準は 15000カンデラ ~ 430000カンデラ(※注1)
なんと最低限は最大限の1/28.6。
1万5千カンデラあれば「100m先の障害物を確認できる」とか。
100㎞/hが日常速度なら100m先では心もとないですね。

※注1-前照灯の明るさの上限は43万カンデラ
・道路運送車両法41条13号→こちら
・道路運送車両の保安基準(2008.07.07) 32条2項→こちら
・道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(2011.10.28) 42条2項→こちら
・国土交通省-道路運送車両の保安基準(平成24年7月26日現在)→こちら

他のサイトでは22.5万カンデラ,22.2万カンデラなどいろいろな値が紹介されていますが根拠が明らかにされていません。
ネットで紹介する場合はかならず「出典」が必要です。
当頁の43万カンデラの根拠は上の通りです。
省令や告示はよく変わりますから、43万カンデラも今後変わる可能性があります。

    
b.HID バルブの見送り

そこで、『今回の車検はHIDで行こう!』

信頼できる商品で、リレーレス・35W・hi-low切換で 14000円程度。→→こちら
明るさ三倍で消費電力は半分。

しかし、HIDは光量不足で車検不合格になる場合もあるとか。

「明るさ三倍」なのに光量不足?

原因はHIDバルブではなく、「後付けすること」にあるらしい。

・ハロゲンバルブ装着を前提に設計されたライトに、規格の違うHIDバルブを装着したのでは設計通りの働きをしない。
・ハロゲンバルブで最適なレンズカットや反射版の形状が、大きさの違うHIDバルブでは最適にならない。
・その結果、光が拡散してしまい車検計測器に合格レベルの光量を集めることができない。
・そのライト形状が後付けHIDバルブに適したものなら合格するが、適さない場合は合格しない。

このような理由だとか。

実際使用では光が拡散しても全体として明るければそれでよし。
しかし、車検を通るにはライダーの目ではなく検査機器でOKがでなければならない。

前回車検は「60 / 55W」のハロゲンで合格している。
今回もハロゲンで車検を受けても通るはず。
HIDにすると不合格の危険がある。
危ない橋は渡らない。

まずは車検を通ること。
「明るさ三倍」のHIDは車検を通してから装着すればよい。

ということで、HIDは見送り、ハロゲンで少しでも光量を稼ぐことにしました。

   
c.H4カプラーの交換


前回車検では破損しているカプラーをテープでグルグル巻きにしていました。

当然交換です。

しかし、これは光量アップのためと言うより、危険防止のため。

グルグル巻きのテープを取ると端子がむき出し。
・見るからに危なそう。
・突然、ショートで真っ暗闇。
ホームセンターで手に入るカプラーはこのタイプ。750円です。→→こちら
・カプラーと端子だけならもっと安いはず。
・端子はセットしてあるけれど、コードをつなぐので見てくれが悪い。
・そんなものに750円も出すのか…。
・なおカプラーの有名メーカーは→→こちらこちら


車庫を探したら、取り替えたハイエースのライトにH4のカプラーが付いていました。
・『これで十分じゃない…。』
・200円弱の配線セットだけ買いました。→→エーモン
コードの色は、カプラーの前から見て、凸の頂点が緑、凸の左が黄、凸の右が黒。
・コードの被覆を剥いて銅線を出し、細いアルミ筒に差し込んでかしめる。
・予めはめておいた熱収縮チューブをアルミ筒の部分にずらし、
  ドライヤーで縮めて終わり。見栄えはよくありません。


子供が三人。上から長男,長女,次女。末の娘が『ワタシもたまには買ってほしい!』
そんな光景を想い出しました。750円で補修用カプラーを買ってやるべきだったかな?
    ●●      
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d.デイトナのリレーハーネスの取付


イ.取り付け

では、こちらを買ってあげましょう。

デイトナのリレーハーネスです。

商品名:DAYTONA・ ヘッドライトリレーキット・H4 シングル・72834
・定価:6090円(5%税込み)・Amazonで送料込み・4581円。
DAYTONA・ヘッドライトリレーキット・H4・1灯用(Webike)
DAYTONA・ヘッドライトリレーキット・H4・1灯用(Yahoo)


・理屈は分かりません。ヘッドライトへのバイパスのようです。

  (内容)
・① ハーネス : バッテリー端子~リレー=30㎝、リレー~カプラー=150㎝
・② リレー : 12V・30A・1.4W×2
・③ ヒューズ : 20A
・④ タイラップ : 15㎝×5


リレーはバッテリーボックスの右側に両面テープで貼り付け、
  さらにバッテリーボックスに、リレー穴に合わせて穴をあけ、タイラップで取り付ける。
・上下を逆にしたのは、バッテリー端子へのコード取り回しが楽だから。
・シートの下になるから防水性は問題ないでしょう。
バッテリーボックスの右側にリレーが付いています。
・バッテリー右下方向にある黒い箱がヒューズボックス。これはそのまま置いておけばよい。
・ヒューズボックスから出ている赤線を「+端子」に、黒線を「-端子」に接続。
・リレーから先のコードはバッテリーボックスとタンクの間を通って左側へ。


左側から出るところはエアフィルターボックスの下。
エアフィルターボックスのフタを取り付けて問題ないことを確認。


あとは、フレームに沿わせてヘッドライト付近まで持っていく。
・タンクの下は空間があまりないので。エンジンの熱も心配。
・フレームの上がいいでしょう。
・最終的にはカウルとインナーパネルを取り付けて決定。
リレーのメスカプラーをライトのバルブに差し込み、
  オスカプラーを今までのメスカプラーに差し込む。
・ハーネス長はこの経路でまだ余裕があります。タンク下を通す必要はありません。



ロ.電圧測定

パッケージの記載では
・バッテリー / 12.28V,リレーハーネスなし / 11.49V,リレーハーネスあり / 12.08V → 電圧が 5.1% アップ
・明るさ / 1435ルクス → 1815 ルクス で 26% アップ → 明るさ 1.26倍。

測定結果 / カプラー凸の頂点(+)  と カプラー凸の右(-)
・バッテリー / 13.35V,リレーハーネスなし / 11.87V,リレーハーネスあり / 12.54V → 電圧が 5.6% アップ。

パッケージ記載通りの電圧増加ですから、1.25倍の明るさも期待できます。

HIDの「明るさ3倍」にははるかに及びませんが少しは明るくなるでしょう。
車検対策ですからこれでよし


ハ.エンジンがかからない!

カウルとインナーパネルを仮付けして、ハーネスの最終位置を決めてタイラップを本締め。
カウル取付。メーターケーブルも新品に交換。
スクリーンは車検用の鹿角型。
サイドパネルを付けて、シート取付。

さてエンジン始動。


しかし、セルが回らない。

メーター内の<FUEL>と<OIL>の赤ランプがつくだけでエンジンは沈黙。ライトやウインカーはOK。


『えっ?ヒューズが切れたの?』

ヒューズボックスのヒューズはすべてOK。リレーのヒューズもOK。


『もしかして、このデイトナのリレーはFJに適合しないの?』

そんなはずはありません。昨日エンジンをかけて作動チェックをしました。

メーターカプラー接続も二個ちゃんとやりました。


『ということは…、突然のセルモーターダウン?』

セルモーターは中古部品のストックがあるけれど、これはオオゴトです。


『出勤時刻が迫ってきたから、あとは明日だな…。』

車庫の奥にFJを入れるためメインスタンドを外す。


『?』

ギヤが入っているじゃない!

『なあ~んだ!』

ニュートラルにしてスイッチON。問題なくエンジン始動。

『そう言えば、ニュートラルの緑ランプがついていなかったなあ…。』


45年前のバイクにはこんなオセッカイ装置はついていませんでした。

昔ライダーの私は、「サイドスタンドを出したままギヤを入れるとエンジンストップする」のにもイライラ。

『今から、サイドスタンドを外すの!』
『ちゃんと、クラッチを握っているでしょッ!』
『エンストしたらいちいちニュートラルに入れさせるな!』

そう言えば、駐車中に誰かにキルスイッチを切られ、京王線の三駅を押してきた人もいましたね。
バイクがST90で軽かったから、まだ27歳だったから。

CB93CS90にはキルスイッチなんかついていなかったゾ!』

まだ、「ヘルメットをかぶらなくてもよかった時代」のバイクですが…。
   ★★09      
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2.タイヤ交換


前回車検はこの状態→→→フロント リヤ

あれからあまり走っていないので、タイヤを交換しないでも車検は通るでしょう。

しかし、車検は通っても危険であることには変わりがない。
高速走行中にタイヤバースト、コーナリング中に突然空気が抜けて転倒。

『ワタシもたまには買ってほしい!』

ということで、タイヤを新調することに。

    
a.選択の幅が狭いFJのタイヤ

FJ-4CCC(国内向け)のタイヤサイズは

・フロント : 120 / 70-17  58H
・リヤ : 150 / 80-16  71H

ちなみに、外国向けは
・フロント : 120 / 70V-17  V250
リヤ :     150 / 80V-16  V250

違うのはスピードレンジが国内版は H(210㎞/hまで)、外国向けは V250(Vは 240㎞/h までだけど V250 は 250㎞/h かな?)
ヤマハ・タイヤ適合表  タイヤ表記の意味

指定タイヤは
・ブリジストン → フロント / G549、リヤ / G550A
・ダンロップ  → フロント / K275F、リヤ / K275

しかし、ブリジストンのG549・G550Aが見当りません。
結局、候補は次の二つ。

①ブリジストンBT45・BT45V
・フロント・BT45 → 120 / 70-17  58H  
・リヤ・BT45V→ 150 / 80-16  71V

ともにバイアスです。フロントとリヤでスピードレンジが H と V で 30㎞/h 違うけどOKでしょう。

②ダンロップK275は健在。交換前のタイヤもK275でした。
・フロント・K275F → 120 / 70V-17MC-V250(58V)
・リヤ・K275 → 150 / 70V-16MC-V250(70V)

ともにバイアスですがVレンジです。

③ダンロップのD205にもこのサイズがあります。
・フロント・D205 → 120 / 70ZR-17MC(58W)
・リヤ・D205 → 150 / 80ZR-16MC(71W)

ラジアルです。スピードレンジはZRで「240㎞/h~」です。→→ZR記号の意味
値段はバイアス K275 の二倍くらい。

ほとんどの FJ ライダーが K275 を選ぶでしょう。

『バイアス指定のFJにラジアルで大丈夫?』
『バイアスの方が乗り心地がよいものね。しかも指定タイヤでしょう?』
『隼や忍者じゃあるまいし、240㎞/h超は必要ないでしょう。』
『ハ、ハ、ハ…。安いのが一番!』

もちろん、私もK275。

※2020.09.13.追記

・ダンロップK275 の 150 / 70V-16MC が廃盤となりました。 → K275
・ブリジストンBT45はBT46となりましたが、フロント・120 / 70-17 がまだラインアップされていません。 → BT46
  そのため、ブリジストン「BT45-120 / 70-17」と「BT46V- 150 / 80-16 」のセットとなります。 → BT45
  現在は商品入れ替えでこのセットは待たされます。
  「BT45 - 120 / 70-17」が全部売れたら、「BT46 - 120 /70-17」がラインアップして、待つ必要がなくなるでしょう。

・アメリカンで「120 / 70-17」・「150 / 80-16」はセットできますが、「アメリカン用」で腰が引けます。 → D404・kabukiExedra MaxIRC-WF920
・メッツェラーなら → Roadtec 01LasertecME888-marathon(アメリカン)
・残るのはダンロップ D205 ですが、スイングアームを見ていると「フレーム強度がラジアルに負けそう」。 → D205

・結局、「BT45+BT46V」を一カ月半待ちましたが入荷の見通しがつかず。結局D205(120/70-17、150/80-16)を付けてもらいました。
・「BT45+BT46V」より1.5万円アップとなりましたが、バイクに乗れる気温になったのでずっと待っているわけにはいかないのです。
・現在は軽く走ってタイヤの皮を剥いている段階。ラジアルだから少々楽しみ。


b.タイヤ交換ならここがお勧め


この値段でやってもらいました。比較してみてください。安いでしょう?

品名 単価 個数 合計
ダンロップ K275F・120/70・V17 7800 1 7800
ダンロップ K275・150/70・V16 12600 1 12600
バルブ 350 2 700
交換工賃 1500 2 3000
バランス工賃 1000 2 2000
古タイヤ処理 250 2 500
合計(税抜き) 26600

※鈴鹿市中央道路沿い、設備と技術と親切さ、三つ星です。タイヤ購入だけでもOK。
※土日営業ですから近県からでもツーリング気分でどうぞ。お勧めします。D・PROJECT(ディ・プロジェクト

一般にバイク屋さんはタイヤ交換を嫌がります。
『バイクを買ってくれた客ならアフターサービスの一つとしてやるけど、「タイヤ交換だけお願いします」でばねぇ…。』

今のバイク屋さんは大も小もバイクを売ることが第一。
『修理するくらいなら新しいのを買いなよ!』

汚れたツナギでいつもバイクを修理していた大将が懐かしいですね。
『三丁目の夕日じゃないんだから…。』


c.やはり違う


・下手な私でもはっきり分かります。
  スタート,直線,コーナー、タイヤが路面にもっちりと食いつきます。

・買ったばかりの食パンを開封したときのしっとり感、三日後のボソボソ感。
  ヒビが入っているようなタイヤはゴムが劣化しているのです。
  とても乗りやすくなりました。
  タイヤをケチっていてはいけませんね。

・なお、FJのリヤアクスルは「右側から入れて、左側でナット留め」です。
  一般的な「左側から入れて、右側でナット留め」の逆です。
  これは、スイングアームとマフラーの隙間が右側が狭く左側が広いからです。

・タイヤ交換時に『アクスルが逆になっているよ』と言われても、
  『普通と逆なんです。』と答えましょう。

・チェーンたわみ量は、 メインスタンド使用、前後スプロケット中央で 15~20㎜。
・アクスル締め付けトルクは 15.5㎏・m

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3.検査方法詳説


一週間前に下見に行ってきました。

前回は検査官の言われるまま、何がなんだか分からない内に検査終了。
今回はもう少し主体的に。

驚いたのは検査がセルフになっていること。

検査ラインに入る前に、検査官がライト上下・ウインカー・ホーン・プレーキランプのチェック → 同一性チェック(車台番号・寸法) → 外観チェック。
これが終わると検査官は隣のラインに行ってしまう。
あとは電光掲示板の指示に従ってスピードメーター検査→ブレーキ検査→ライト検査をセルフで行う。

もちろん前回もセルフだったのです。
『ユーザー車検は初めてです』と申告したので、検査官が付きっ切りで操作してくれていたのです。

今回はセルフでやってみましょう。


a.セルフ検査手順

以下がセルフ検査の手順です。

・エンジンは最初から最後までかけたまま。検査はニュートラルで行います。
・書類は透明ファイルに入れて検査官に渡し、セルフ検査のときはシートベルトやタンクとシートの間に挟む。


①スピードメーター検出・ヘッドライト選択・再検査申告

・ライン最初の左側に選択ボタンボックスがあります。

・一番上のボタンは「スピードメーター検出選択」、ボタンは「前輪」と「後輪」
  前輪でスピードを検知する場合は「前輪」、後輪で検知する場合は「後輪」を押してボタンのランプをつける。
  自分の押そうとしているボタンのランプがついていればそのまま。

・真ん中のボタンは「ヘッドライト選択」、ボタンは「1灯式」と「2灯式」
  ライトによってボタンを押す。自分の押そうとしているボタンのランプがついていれば押す必要はない。

・一番下のボタンは「再検査申告」ボタン、「プレーキ」,「スピードメーター」,「ヘッドライト」,「訂正」の四つのボタン。
  不合格になった項目の検査を再検査するときに押します。

・なお、申告スイッチはひとつの検査が終わると初期状態 ( スピードメータ検出/前輪,ヘッドライト/1灯式 )に戻ります。


ここからは電光掲示板に指示が出ます。(というより、すでに最初の「前輪をテスタに乗せる」という掲示が出ています。)

検査の順番は、
・スピードメーター検出前輪の場合 → 「スピードメーター→前輪ブレーキ→後輪ブレーキ→ライト」
・スピードメーター検出後輪の場合 → 「前輪ブレーキ→スピードメーター→後輪ブレーキ→ライト」 or「前輪ブレーキ→後輪ブレーキ→スピードメーター→ライト」
※下見のときに後輪検出のバイクがラインを通らなかったからどちらか分かりません。

以下では前輪検出の順番です。『 ○○ 』は電光掲示板の指示。


②スピードメーター検査


『前輪をテスタに乗せる』

・バイクに乗ったまま進ませ、前輪をドラムに乗せます。
・後輪も沈みます。両足べったりつきます。
・エンジンはかけたままです。


『ギヤをNにする』

・ニュートラルにします。


『フットスイッチを踏む』

・バイクの左側に「前後に長い棒状のスイッチ」があります。
・これに左足を乗せます。
・フットスイッチを踏んだら検査開始。


『スピードメーター検査』

・前輪がはさまれてドラムが回転し始めます。
・回転し始めはハンドルが振られるのでハンドルをしっかり保持する。
・車体を傾けているとハンドルがグラグラ振られるのでバイクをまっすぐにする。
・ハーレーアメリカンが車体ごとグラグラ揺れていました。


『40㎞/h でスイッチをはなす』

・メーターが40㎞/hになったらフットスイッチから足を離す。


『スピードメーター ○』

・これでスピードメーター合格。
・×がでたら不合格→他の項目を検査してもう一度並んで再検査。


『そのまま待つ』

・前輪ブレーキをかけずにそのままドラムが止まるのを待ちます。


③ブレーキ検査


『ブレーキ検査』

・ブレーキ検査の開始です。
・前輪はドラムに乗っているので、そのまま前輪ブレーキ検査に入ります。


『前輪ブレーキをはなす』

・前輪ブレーキをかけていたら、ドラムでタイヤを回せません。
・スピードメーター検査と同じにドラムでタイヤが回転し始めます。


『前輪・後輪ブレーキをかける』

・前輪ブレーキの検査ですが後輪ブレーキもかけます。
・前輪ブレーキをかけたときにバイクが後退するのを防ぐためです。


『前輪ブレーキをはなす』

・ドラムが止まるのを待ちます。


『後輪をテスタに乗せる』

・バイクを進ませて後輪をドラムに乗せて後輪ブレーキをテストします。
・後輪がドラムに乗ったかどうかは右側の鏡で確認できます。


『ギヤをNにする』

・タイヤはドラムが回します。


『フットスイッチをふむ』

・後輪ブレーキ検査の始まりです。


『後輪ブレーキをはなす』

・ドラムが回転し始めます。


『前輪・後輪ブレーキをかける』

・「ブレーキ検査は前輪も後輪もフルブレーキ」です。


『後輪ブレーキをはなす』

・ドラムが止まるのを待ちます。


④ライト検査



『停止線まで進む』

・ドラムの向こうの白線まで進みます。
・白線に合わせるのはタイヤの前端ではなくライトの前端です。
・右側に鏡があります。


『フットスイッチをふむ』

・ライト検査の始まりです。
・左側から検査機械が出てきます。


『ライト検査』


『ライトを上向きに点灯』

・先にハイビームにしておきましょう。
・ロービームでの検査はやりません。


『ヘッドライト検査中』

・スピードメーターやプレーキ検査より時間がかかります。
・PCのヘッドクリーニングで『ただいまクリーニング中です、ただいまクリーニング中です。』に似ています。


『ヘッドライト ○』

・合格です。
・ここで『×』が出るのが結構多かったのには驚き。
・『×』が出ても、ヘッドライト検査はその場で二回目ができるようです。


『そのまま待つ』

・検査データーを端末に送っているのでしょうか。とにかくそのまま待ちましょう。
※実際にはこの位置で待っている必要はありません。前へ進んで記帳ボックスの前で待てばよいのです。
  そうしないと、次の人が検査に入れません。


⑤記帳


『前進して記帳する』

・検査ラインの終わりにある郵便ポストのようなものに、審査依頼書・審査通知書を左側から差し込めば記帳してくれます。
  差し込み方向は用紙に書いてあります。


※電光掲示板の文言の順番が間違っていたり、『そのまま待つ』や『フットスイッチをふむ』や『○○検査』が出てきたりしたらご容赦ください。
※前回気になっていたフットスイッチの役割は→押して検査項目のスタート、離してスピードメーターが40㎞/hになったことを知らせる。
※セルフ検査ラインは放ったらかしです。みなでワイワイやっています。忙しいのは検査官だけです。
※検査手順を紹介したサイトはたくさんあります。動画もあります。→おすすめおすすめ(動画) おすすめ(四輪)
※初めてなら下見をしておいた方がよいでしょう。


⑥書類確認


・記帳が終わったら、検査は終わりです。
・ただし、書類の最終確認があります。
・検査ラインの終わりに、書類確認のための事務所があります。
・バイクを検査ラインの出口(確認事務所前)に止め、書類を持ってカウンターに出します。
・検査官がこの書類を最終チェック。車検証・自賠責・納税証明書やその他の書類を細かくチェックするのには驚き。

・ここでOKが出れば、最初に書類を出した棟に行き、検査終了コーナーに書類を提出して終わり。
・しばらくして新しい車検証とステッカーがもらえます。(納税証明書は返却されます。)

・前回はこの書類確認がもっと簡単でした。
・バイクに乗ったまま記帳した書類を渡せばOKだったと記憶しています。
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4.必要書類作成


a.必要書類は8種類、費用は自賠責2年と重量税込みで 20370円

  必要書類は次の8種類
・①車検証
・②自賠責保険証 
  ※車検当日有効のもの」と「これから先2年間有効のもの」二枚・24カ月/13640円
・③自動車税納税証明書(車検用) 
  ※前年度滞納は本年度の証明書にに記載されるから、
  前年度滞納がなければ本年度(直近年度)のものだけでOK。
・④二輪定期点検整備記録簿
  ※書式はありません。こちらを使ってください。→平成27年改正対応版
・⑤メールで送られてくる予約番号
・⑥継続検査申請書
・⑦自動車重量税納付書(検査自動車)
・⑧審査依頼書・審査結果通知書
・⑨自動車検査登録印紙 400円→⑧に貼付
・⑩自動車審査証紙 1300円→⑧に貼付
・⑪重量税印紙 5000円→⑦に貼付
  ※⑥・⑦・⑧ の用紙については以前は1セット30円。現在は無料です。
・作成するのは④・⑥・⑦・⑧の4種類。
・車検だけにかかる費用は自賠責2年と重量税込みで 20370円。
  自賠責と重量税を除いたら、たったの 1730円。
  あなたは、バイクの車検費用をいくら払っていますか?



b.書類の書き方


たくさんのサイトで紹介されています。→おすすめ

以下は自分用のメモです。
※二年前のものと書式が変わっています。


⑥.継続検査申請書(専用3号様式)

・一番上の欄 
A.(7.有効期間) →4(2年検査車)

・真ん中の欄  
B.(21.自動車登録番号) → ナンバー    
C.(22.車台番号) → 車検証車台番号の下7桁  
D.(109 受検形態) → 車検証の使用者が受検する場合は 1 、使用者以外の者が受検する場合は 2
E.( 100..走行距離計表示値) → スピードメーターに表示されている数字・下二桁切り捨て・100㎞単位※mileの場合はmile枠にマーク

※以上マークシートのため鉛筆で書くこと

・.申請人欄
F.(使用者) → 車検証の使用者の住所・氏名・印鑑  
  ※使用者が受検する場合は受検者欄の記載不要
  ※使用者本人の直筆の場合は押印を省略できる。
G.(宛名) → 三重(運輸支局長・運輸管理部長殿)   ※「運輸支局長・運輸管理部長殿」は印刷されているからその前に書き入れる。
H.(日付) → 受検日

※記載例→→こちら 
 

⑦自動車重量税納付書(検査自動車)

A.(提出年月日) → 受検日
B.(車両番号又は車台番号) → ナンバー
C.(使用者) → 使用者の名前と住所(車検証通り)
D.(自動車検査証の有効期間) → 2年にレ
E.(納付税額) → 5000円  ※重量税額
F.(自家用・事業用の別) → 自家用しかないからそのまま
G.(自動車の区分等) → 二輪の小型自動車にレ
H.(自動車重量税印紙貼付欄) → 5000円の印紙を貼る

※記載例→→こちら


⑧審査依頼書・審査結果通知書(様式1)

A.(自動車登録番号又は車両番号) → ナンバー
B.(原動機の形式) → 車検証通り
C.(車台番号) → 車検証通り
D.(走行距離計表示値) → スピードメーターに表示されている数字・100㎞単位・㎞かmileに○→これが新しい車検証に記載される 。
E.(使用者の氏名又は名称) → 車検証通り
F.(予約) → 予約日・ラウンド・番号
  ※予約番号は541N-130905-3005→2013年9月5日の3ラウンドの005番目→(予約) 5日・3ラウンド・3005番
G.(受検者名及び連絡先) → 使用者が受検する場合も記載。

・手数料納付書(印紙貼付欄)
H.(検査登録印紙/国土交通省) → 自動車検査登録印紙(400円)
I.(自動車審査証紙/自動車検査法人) → 自動車審査証紙(1300円)

※記載例→→こちら
    

c.検査法人や陸運局がHPで書類の記載方法や検査の手順を紹介しないのはなぜ?

前回は代書屋さんで⑥⑦⑧の書類を作成してもらいました。そのコピーを見ると、

・⑥ 継続検査申請書のD (受検形態) は空欄
・⑧ 審査依頼書・審査結果通知書のG(受検者名及び連絡先) は空欄

前回はこれで受付を通っています。しかし、今回は記載を要求されました。

まさか、「代書屋さんの作った書類はそれでよくて、ユーザー(素人)の作った書類はそれではダメ」ということはないでしょう。
二年前と書類の記載方法が変わったのでしょうか?


※記載見本がある

前回のユーザー車検では『記載見本がない』と思っていましたが、ちゃんとありました。
書類を提出する方の棟に「よく分かる記載見本」がありました。

しかし、陸運局や検査法人はこれをなぜHPで公開しないのでしょう。
 
HPで最新の書式と記載方法が分かれば、いちいち窓口で追加記載や訂正をさせることが少なくなるはずです。

「書類記載例・作成方法を公開すると代書屋さんの仕事がなくなる」から?
それとも、『追加記載や訂正が多いことの実績を作って、だからユーザー車検はダメなんだ!』と働きかけるため?

そういえば、検査方法の説明もHPで公開していませんね。
写真撮影も禁止です。
これも『ド素人がマゴマゴするから検査がスムーズにいかない』ことを主張するための実績づくり?


規制緩和で車検制度が変わった以上、これを元に戻すことはできません。
それが時代の流れだからです。

『だからダメなんだよ!』と嘆いていても新しい流れを止めることはできません。
それよりも、『こうすればダメにならないよ』と新しい流れを成長させた方が自分たちの利益になります。

これだけ多くのサイトが、ユーザー車検の書類作成・検査方法を説明しているのはなぜでしょう?
それを陸運局や検査法人がやっていないからです。
 テストをする方が、そのテストの正解を公開しないから、テストを受ける者が正解を探しているのです。
 陸運局や検査法人はテスター屋さんの姿勢を見習いましょう。

   
d.提出書類の順番

※陸運局の作成見本には「提出するときる書類の順番」は記載されていませんでした。

あるサイトで紹介されていた順番は、

・1.審査依頼書・審査結果通知書
・2.車検証
・3.継続検査申請書
・4.重量税納付書
・5.納税証明書
・6.自賠責証書
・7.点検記録簿

これが陸運局や検査法人の指定するものかどうか分かりません。

この書類の順番も含めて、検査に必要なすべての手順を公開するべきでしょう。
   ★★10      
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まずは、プレスとスクワット。
ホームジムならこれで孫の代まで。



5.車検場で


前日の9月4日は大雨・洪水警報発令。心配だった天気も曇り空。


a.光軸調整

前回と同じく倉田予備車検場で光軸調整。値段は変わらず。
今回は調整ネジを相当量動かして調整。
多分、カウルを外してヘッドライト取付ボルトを締め直したからでしょう。

光量は問題なくOK。

前回はリレーなし、今回はデイトナのリレーあり。

前回は、『検査ではエンジン回転数を上げるように』との助言。
今回はそんな助言はなし。

それがカンデラを示す値かどうか不明だけど、計測器にはアイドリングで175~180が表示。

それなりに「リレーの効果」があったようです。


b.検査ライン


まず、ライト・ホーン・ウインカー・ブレーキランプのテストと車台番号・エンジン型式・寸法のチェック。

年配の検査官はインナーパネルに半分隠れている車台番号を読み取るのに一苦労。
前回は若い検査官ですぐに判別しましたけどね。

検査官はこれで集中力が途切れたのか、車体の長さ・高さ・巾の寸法測定をせずにOK。

『寸法測定はしないのですか?』と尋ねたら、
ムッとした表情で、『見りゃ分かるよ!純正部品ばかりじゃない!』

さすがは百戦錬磨の検査官、「FJ-4CCのスクリーンは鹿角型で車検証の高さになる」と知っているのです。
いつも付けているドーム型のスクリーンではすぐにNGを出したでしょう。

もちろん、「バーエンドは円柱形ではなく円錐台型でなければ車検証の巾にならない」ことも知っているのです。

それはともかく、余計なことは言わない方がいいのです。
お互いに気持ちよく検査を終わらせたいですからネ。


検査ラインは下見をしておいたから「完全にセルフ」でできました。
電光掲示板の指示もゆっくり見ることができました。

しかし、考えてみれば「検査ラインはセルフのライン」です。
セルフのラインは、受検者が一つの手順をやらなければ次の手順は開始されません。

電光掲示板の指示を受検者がやったあとに、電光掲示板に次の指示が出るのです。
電光掲示板の指示を受検者がやるまでは電光掲示板に次の指示は出ないのです。

つまり、受検者がゆっくりやれば検査ラインはゆっくり進むのです。
受検者が焦れば焦るほど、次から次へ電光掲示板の指示が出るのです。
ハツカネズミの回すドラムと同じです。
検査官が腕組みをして見ているわけではありません。焦らないで楽しみながらやりましょう。


c.要望



書類作成や検査方法の公開の他にもう一つ要望。

それはヘルメット。

手荷物は肩に斜め掛けしたり、タンクバックを使ったりすればよい。
しかし、ヘルメットがジャマになります。

かぶっていれば検査官の指示や検査ラインの指示が聞こえない。
腕に通せばバイク取りまわしのジャマになる。
その辺に置いておけば盗難にあうかもしれない。ヘルメットを盗られたら車検場から帰れない。
もう、帝国陸軍兵士のように背中に背負うしかない。

バイクのユーザー車検を受ける者は一般人です。バイク運搬車で車検場にやって来ません。
検査を受けるときに、ヘルメットや荷物を持っていなければならないのです。

ぜひ、コインロッカーの設置をお願いします。



・最近、FJもタマ数が少なくなってきました。
  三気筒のGXほどではありませんが、
  そろそろシャフトドライブ・XJのお仲間になりそうです。
  そう言えばジェネシスFZもそろそろ旧車の仲間入り。


FJは「乗りやすくて値段が安い」から選んだのですが、
  空冷と一昔前の丸っこいスタイルが気に入っています。

・この時代のバイクには今の高性能バイクにはない温かさがあります。
  と言ってもNINJA 1000 に乗れば、その戦闘的なシャープなスタイル、
  水冷エンジンと太いタイヤが気に入るでしょう。
  だから、FJへのほめ言葉は「甘いレモン」。

・「すっぱいブドウ」か「甘いレモン」かは別にして、
  目の前にあるFJをもっと楽しまなければなりません。

・「それにしても、ハンドル位置が遠いなぁ…。」
・目標は「次回車検までの走行距離を 2000㎞オーバーに」。

※以上はメーカーHP。

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【2】FJ1200・第三回目のユーザー車検終了


前回の車検終了時の目標は「2年間で 2000㎞ オーバー」。

しかし、実際は2年間で 1700㎞。
日頃から「FJ に乗ろう」と意識していたのにこの距離。

RMXよりパワーがあるけれど、「とにかく重い」。
取り回しが大変で、気を抜くと「立ちごけ警報」。

車検場まで乗っていくのが心配で二日ばかり練習をしました。

「リッターバイクがないと寂しい」から所有しているだけ。

「軽くて速いバイク」に乗りたいのだけれど、4CCの逆車・4XWに入札してしまう。

落札しなくてラッキーだったけど、『あの程度でたったの13万5千円か!』と残念がる。

13万円あれば、PJ12が手に入るのに…。

それに、車庫にもう一台FJは入りません。

人間の物欲は限りなし。

   
1.平成27年7月1日から定期点検記録簿が変更されています


定期点検記録簿はについては、平成19年4月1日と平成27年7月1日に記載内容(点検項目)が変わっています。
これは、自動車点検基準(国土交通省令)と自動車の点検及び整備に関する手引き(国土交通省告示)が改正されたためです。
※平成19年3月14日改正(平成19年4月1日施行)→→→ こちら1  と  こちら2
※平成27年7月1日改正(平成27年7月1日施行)→→→ こちら3

ネットにあるもので言えば、
①二輪自動車定期点検整備記録簿 別表第5 が平成19年3月31日以前に適合。→→→ こちら4
②二輪自動車定期点検整備記録簿 別表第7 が平成19年4月1日~平成27年6月30日に適合。→→→ こちら5
③二輪自動車定期点検整備記録簿 別表第7 で「燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷,取付状態」など三項目が追加されているのが平成27年7月1日~に適合。

②別表第7 と③別表第7 はそんなに異なりませんが、①別表第5 と ②別表第7 は大きく異なります。

このホームページで以前に挙げた 定期点検整備記録簿はすべて ①の別表第5で平成19年4月1日以降では不適合のものだったのです。

そして、なんと、私は 平成21年と平成23年のユーザー車検で①の別表第5の定期点検整備記録簿を提出していたのです。

これらの車検時に、検査官は定期点検整備記録簿を見ませんでした。
だから、不適合を指摘されなかったのでしょう。

しかし、今回の車検では最後の書類検査でしっかりと定期点検整備記録簿をチェックしていました。
そして、新しい車検証に「[検査時の点検整備実施状況]点検整備記録簿記載あり」と記載されていました。


では、この平成27年7月1日以降対応の定期点検整備記録簿はどこで入手できるのでしょう。

陸運局の代書屋さんで入手できますが冊子になっていてばら売りはしてくれません。
もしかして、平成27年7月1日改正に対応していないかもしれません。

取り敢えず、エクセルで作ってみました。→→→ こちら6

上で挙げたこちら3を参考にしたので間違っているかもしれません。

ただし、今回の車検はこれを提出してOKでした。
あくまで当地のことですので、利用は自己責任でお願いします。

     
2.点検項目について


a.ブローバイガス還元装置の配管の損傷

FJ のブローバイガス還元装置の配管は エアクリーナーからクランクケースにつながっている太いパイプです。

ブローバイガスとは未燃焼の混合気がクランクケースに戻ってきたものです。
このガスをエアクリーナーに戻して、もう一度シリンダーに送って燃やすのです。

このパイプはクランクケースのエンジン型番刻印の奥から出て、エアクリーナーボックスの前につながっています。(上の写真左)

クランクケース側の取付部は燃料ポンプの方からのぞけば見えます。(クランクケースの方からのぞいても見えません。上の写真右)

エアクリーナー側の取付部はタンクを外しただけでは見えません。

このパイプの亀裂や損傷を確認するためにはキャブレターを外さなければならないのです。

少々厄介です。

なお、このパイプは廃盤となっています。


b.二次空気供給装置の機能

「そんな装置がついているのかどうか」分かりません。
もちろんそれを点検することもできません。
「該当なし」としました。


c.一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷,取付状態

これも不明だから「該当なし」。


d.燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷

不明だから「該当なし」


e.チャーコルキャニスタの詰まり,損傷

同じく、不明だから「該当なし」


f.燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの機能

同じく、不明だか「該当なし」


g.アイドリング時のCO濃度

サービスマニュアルでは「標準CO濃度は5.5%~6.5%」(P.3-18)
しかし、すべての項目を点検していれば測定しなくてもOKだから、記載せず。


h.アイドリング時のHC濃度

サービスマニュアルに測定方法・調整方法の記載なし。
これも、すべての項目を点検していれば測定しなくてもOKだから、記載せず。


以上、今回の記載状況です。
これらについて新しい情報があれば更新します。

     
3.その他


a.光軸調整せず

今回は「前回車検時からヘッドライト周りを触っていないこと」、「前回車検時から1700㎞しか走っていないこと」からテスター屋さんで光軸調整をしませんでした。

前照灯検査で×が出れば、テスター屋さんに行くことにしていました。

少々、不安でしたがスンナリ「〇」。


b.二人の年配オバサン

検査が終わって書類をユーザー車検係に持っていくと、姉妹らしい年配オバサンが二人。

どうも、車のユーザー車検の書類提出を二人でしているらしい。
しかし、書類不備

若い係員はせっせと訂正の指示。

オバサンたちは免許証を出したり、携帯電話の番号を出したり。
係員『納税証明書がありませんが……。』

妹らしきオバサンが、『ここに入っている。』と車検証や取扱説明書の入ったビニールホルダーを係員に渡す。
係員はその中から納税証明書を探すが見当たらない。

係員『別棟で納税証明書を取ってきてください。』
オバサンたち『どこにいくの? どうやってやるの?』
係員は館内地図を出して、根気よく説明。

『代書屋さんでやってもらいなヨ!』と言いたくなるのを我慢する私。
いつ終わるか分からないので、隣のコーナーに書類を提出。

こんな程度で車のユーザー車検が取れるのでしょうか?

書類だけでこの程度だから点検整備なんかしているはずがありません。
あまりにもユーザー車検をなめているのではないでしょうか?


「自分で乗る車だから自己責任で」のユーザー車検だけれど、車の故障・事故は他の人や交通環境に迷惑がかかります。

ユーザー車検を受けるユーザーは しっかりとした自覚が必要です。
    ★★       


【3】2017.09.07.FJ1200・第四回目のユーザー車検終了


ユーザー車検も四回目となると大儀ではありません。

整備・点検に一日、持ち込み車検に半日だけです。

整備はバッテリー充電、ギヤオイル交換、プラグ点検・交換、プレーキパッド点検とテスト走行くらいです。

    
a.プラグはぐらいは新品に。一本400円だから…

プラグを外してみると腐食や汚れで見すぼらしい状態。
多分、前回の車検でも交換しなかったはず。
二年に一回くらいは新品に換えましょう。

・NGK-DPR8EA-9。 ホームセンターで一本400円。
・DENSOならX24EPR-U99
 プラグ交換用に18Mのディープソケットも1229円で購入。
  これがあれば取り外し取り付けの作業がし易いしトルクレンチも使えます。
  この二倍くらいの長さのディープソケットの方が使い易いようです。
  ただ、差し込み口が小さいので変換プラグが必要です。
・400円×4 でこれだけ違います。
・新品なら電極をワイヤーブラシできれいにする必要はありません。


   
b.燃料ポンプがダウン

・イグニッションキーを入れると燃料ポンプから音がしない。
  通常なら 『ブ、ブ、ブ…』と鳴ります。
  当然、エンジンはかかりません。

・燃料ポンプカプラーを外し、
  バッテリーと直結(バッテリーブラス→青/黒端子、バッテリーマイナス→黒端子) → 作動なし。

・前回走ったのは一年くらい前だけど、RMXを整備するときはFJを車庫からFJをバックで出します。
  そして、車庫に入れる時は押すのが重いのでエンジンをかけて動かします。
  この前に動かしたときは何の問題もなくエンジンがかかったのに…。
  燃料ポンプはこのように「突然死」するのでしょうか?

・「原因究明はまたあとで」と、取り敢えずストックの中古ポンプを取り付け。
  もちろん問題なく作動。

・FJの燃料ポンプは中古部品で入手することが難しくなりましたが、
  社外・汎用のポンプが3000円程度で入手できます。
 


    
c.その他

イ.今までと同じこと

トラックでバイクを何台か運んできてユーザー車検を受けている人のバイクが「前照灯検査」で「×」が出ていたこと。

FJは四年前に光軸調整をしただけで今回も光軸調整をしませんが、あっさりと「〇」。

この人達は光軸調整をしないで車検を受けに来ているのでしょうか?

ロ.今までと違ったこと

① 用紙が無料になったこと。

今までは、一部30円だったはず。
そう言えば代書屋さんのカウンターの前に色々な用紙が置いてありました。

②定期点検記録簿をしっかりと点検されたこと。

前回は書類最終チェックで記録簿をしっかりと点検されましたが、今回は書類受け付けのときにしっかりと点検されました。
多分、平成27年改正で追加された項目についてチェックしていたのでしょう。

そして、二輪整備業者が使う自動車協会の点検整備記録簿と項目の順番が違うのでチェックに時間がかかっていたのでしょう。

点検記録簿はこちらからダウンロードしてください。エクセルで作成してあります。→→→ こちら

※最初のシートが以前から使っていた記録簿、二番目のシート ( 協会版 ) が自家用車協会の二輪車用・別表7と項目・内容を同じにしたものです。
  受け付け担当がチェックしやすいように協会版を使ってください。


 車両検査時に邪魔だったヘルメットやジャケットはシートにネットでくくりつけ。
 なぜか、今回も車体の巾・高さ・長さの計測なし。
 ただし、あちらこちら念入りに打音検査。増締めチェックが必要ですネ。
 前回車検からの走行距離は2300㎞。
 今回は頑張りました。


もっと軽くて、リヤタイヤの太いリッターバイクに乗り換えたいのですが、
この7年間でコツコツ集めた予備部品は「メインフレームがあればもう一台組める」ほどの量。
この努力と予備部品を無にするのがもったいないので、乗り換えられません。
もし乗り換えるとしても「現在の4CCから程度の良い3XWに」でしょう。

リッターバイクはこの重いFJが最後になりそうです。


・メモ-2018.09.23  エンジンオイル交換

・ オド : 29793.6㎞
・ オイル : moridrive silent + / API・SN / 10W-30
・ ドレンワッシャ : PIAA DP31 ( ホンダ・マツダ・スズキ・いすゞ用 / 22×14×2 / アルミ )
   ※ドレンボルトが13.8㎜Φ / ツバ外径23㎜Φ だからジャストフィット

  ●●     
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【4】2019.09.03.FJ1200・第五回目のユーザー車検


今回のユーザー車検の目的は 150アップ2型で車検を通すこと。
ハンドルがカウルに干渉するので、クラッチとプレーキを別体マスターにして、カウルを切除。
スクリーンは切除せず、六本の取り付けビスも完全なので大丈夫なはず。→→→こちら

    
1.ライトを外したらやはり光軸調整


テスター屋さんで光軸調整をしたのは一回目と二回目の車検のときだけ。
三回目と四回目はそのまま受験して合格。

しかし、今回はカウル交換でヘッドライトの取り付けボルトを触っている。
「不合格になったらテスター屋さんで調整してもらえばよい」と思っていたか、やはり事前に調整してもらうことに。

値段は8年前と同じ2100円。

左右の調整はすぐに済んだが、上下の調整は調整ノブをたくさん動かして光軸を随分上げていた。
テスター屋さんは「随分狂っていたね」との表情。
やはり、「ライトを外したら必ず光軸チェック」だと痛感。

    
2.構造検査で、ハンドルを一杯切らされる。


車体番号とエンジン番号をチェック後、若い検査官が『ハンドルを左に一杯切ってください。』

ハンドルを切らされるなど初めて。

一回目~三回目は標準のセパレートハンドルで受験。
前回(四回目)はヨーロピアン3型で受験したが、標準マスターであったしカウルも切除していなかった。

しかし、今回はカウル切除がしてあるし、別体マスターを使っている。
一目で「問題あり」と分かったからでしょう。
さすがは検査官、見るところは見ている。

もちろん、干渉は問題なし。

カウル切除については何も言われず。
スクリーンが切除してあったら「ダメ」が出たかもしれません。

ついでにしっかりとハンドル巾も測定されました。

150アップ2型のハンドル巾はバーエンドを付けても745㎜。
車検証記載巾は780㎜。合格基準は760㎜~800㎜だから15㎜不足。

古いハンドルを切って、20㎜のカラーを作り、両側のバーエンドを延長。これで770㎜+α。
みるからに「取り敢えずのハンドル巾延長」だけれど、何も言われませんでした。


なお、鹿角スクリーンに交換して受験したのだけれど、全高の測定はなし。
そう言えば、今まで「全高や全長の測定」をされたことはなし。

    
3.新しい検査ラインの問題点
    

a.新しい検査ラインはドラムに前輪を乗せにくい-対策

検査コースは手前から①、②、③。
今までは①と②が自動車。一番奥の③が二輪車。

しかし、今回は一番手前の①が二輪の検査ラインに変更されていました。

14時45分スタートの第4ラウンドの先頭で待機。
と言っても、二番目にカタナが居るだけ。

新しい検査ラインは申告スイッチパネルが左側から右側に移っただけで、今までと同じようなもの。
「見学ルート」が新設されていたので、ユーザー車検が増えてきたのでしょう。

あれっ?車輪を乗せるドラムが顔を出している…。

よく見ると、ドラムが今までの「地下埋め込み」から「地上設置」になっている。


検査スタートで電光掲示に「前輪をドラムに乗せる」。

今までのドラムは埋め込まれていたので、検査ラインを進めばそのまま前輪がドラムに乗った。

しかし、新しいドラムは地上に半分顔を出している。
この顔を出している二個のドラムの間に前輪を乗せなければならない。
後輪の駆動力が不足すると最初のドラムを乗り越えられないし、後輪の駆動力が大きすぎると二つのドラムを乗り越してしまう。

しかもドラムの横幅が狭いうえにバイクに乗ったままでは前方の下がよく見えない。
多分、横に鏡があっただろうけど、今までと違うものに出会うと焦ってしまって気付かない。

あっけなく二つのドラムを乗り越してしまいました。


当然、バイクを後退させて前輪をドラムに乗せようとする。

しかし、検査ラインが下がっていて両足ベッタリといっても、バイクにまたがったままバイクを後退させてドラムを乗り越えさせることばできない。
仕方がないので、バイクから降りて後へ押すことに。

バイクを降りるためにサイドスタンドを立てるが、検査ラインが下がっているのでサイドスタンドを置く場所がない。
なんとかサイドスタンドを立てるがバイクは直立。
「向こう側(右側)に倒してはいけない…」と注意しなががらバイクを支えて左側に降りる。

ここで、予期せぬ出来事。
なんとバイクがこちらに(左側に)倒れてきた。

サイドスタンドがしっかりと立っていなかったので外れてしまったのだ。

そのままバイクは「ガッシャン」と左側に倒れる。
車検を受けるのに「頑丈スライダー」を外してあるから、見事な横倒し。

後続のカタナのユーザーに助けを求め、検査官二人も加わり四人がかりでFJを待機場所まで後退させる。

左側のバックミラーがちぎれてしまったが、検査を受けさせてくれた。

「惨めさと格好悪さ」で平常心を失ったまま検査項目をなんとかクリアー。

「検査ラインでの立ちゴケ」。
しばらくは検査官達の笑い話になるでしょう。

散々な五回目のユーザー車検となりました。

しかし、この屈辱から何か得られるものがあるはず。


まず、「ドラムを乗り越したときはどうするか?」

今回のように「バイクを後退させてドラムに乗せよう」としないこと。

後退させてドラムに乗せるのは一人では無理。

検査官を呼んで助けてもらうのが一番よい。
いくら「セルフのユーザー車検」と言っても、検査官には検査を安全に行わせる義務があります。遠慮なく協力してもらいましょう。

それができなければ、残りの検査をパスしてスタートラインに戻って検査をやり直せばよい。
残りの検査をしてから再検査という方法もあるが、ややこしいので残りの検査をパスして「振り出しに戻る」方がよい。

「やりにくくて、危険ない検査コース」を作ったのは陸運局や検査法人の責任。
そんなコースで検査ができなくて、検査をやり直すのは受検者の責任ではないのです。
    ★★11      
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b.新しい検査ラインは前輪と車体が強く振られる-対策

今回は今までよりも前輪と車体が振られました。

ドラムが地下埋め込み式から地上設置式になって、前輪が持ち上がったからでしょうか?
前輪が持ち上がれば前輪荷重が少なくなって「より振られる」。

今までの地下埋め込み式ドラムでも、「ドラムが回転するときはドラムがせり上がってきた」ように記憶しているので、
前輪が振られるのは地上設置ドラムが原因でないかもしれないが、今までより振られることは確か。
「今までより振られる」という自覚と「振られることへの対策」が必要。


イ.前輪ブレーキテストで「前輪と後輪のブレーキをかける」に従わない

前輪のブレーキテストでの電光掲示板の指示は

・① 前輪をドラムに乗せる
・② 左側のフットスイッチを踏む(プレーキテスト開始 ・ ドラムが回転し始める)
・③ 前輪ブレーキを離す
・④ 前輪と後輪の両方のブレーキをかける

しかし、② と ③ で前輪が振られ車体もグラグラする。
これを両足で支えていると、④ で後輪ブレーキをかけるのが遅れる。

そこで、③ でリヤプレーキをかけてしまうのはどうだろうか?

・ドラムに乗っているのは前輪で後輪は何もされていないので、後輪にプレーキをかけていても検査に支障はない。
・後輪にプレーキをかけておけば車体が振られることを防止できる。
・④の「前輪と後輪のブレーキをかける」で、「検査対象の前輪ブレーキ」をかけることに集中できる。
・「後輪ブレーキをかけるのが遅くなり前輪制動力の測定値が実際より低くなる」ことを防げる。

※前輪ブレーキテストで後輪のブレーキをかけるのは、「前輪ブレーキをかけたときに車体を後退させないため」。
  車体が後退すれば、それだけ前輪ブレーキの制動力が減少して測定値が少なくなる。

以上のように「あらかじめ後輪ブレーキをかけておくこと」は計測に効果的であるし何の問題も生じない。

電光掲示板が「前輪と後輪のブレーキをいっしょにかけさせる」よう指示するのは、、人間の行動上「その方が後輪ブレーキをかけることを忘れない」からでしょう。


ロ.前輪ブレーキテストで「後輪ブレーキをあらかじめかけておく」ための順番

前輪ブレーキテストで「後輪ブレーキをあらかじめかけておく」ためには、右足をブレーキペダルに乗せておかなければなりません。
そのため前輪の振れはハンドルを押さえる両手と左足で防がなければなりません。

「前輪ブレーキテスト」をスタートさせるために左足でスイッチを踏みますが、メーターテストのようにスイッチを踏みっぱなしにしておく必要はありません。
左足でスイッチを踏んでテストをスタートさせたら、すぐに左足をスイッチから離してバイクを支えやすい場所にしっかりと置いて、前輪の振れに備えなければなりません。


実際の動きは次のようなものになります。

・① 前輪をドラムに乗せる。
・② バイクを右足で支え、左足でスイッチを踏む。※検査開始。ドラムが回り始める。
・③ すぐに左足をスイッチから離し、バイクを支えやすい位置にしっかりと置き、両手でハンドルを押さえ込む。※掲示「前輪ブレーキを離す」。
・④ 右足をブレーキペダルに置いてリヤブレーキをかける。※ドラムの回転が速くなる。
・⑤ フロントプレーキを目一杯かけるとともにリヤブレーキを追加がけ。※掲示「前輪と後輪のブレーキをかける」


ハ.後輪ブレーキテストでも「あらかじめ前輪ブレーキをかけておく」

以上のことは後輪ブレーキテストでも同じ。

・① 後輪をドラムに乗せる。
・② バイクを右足で支え、左足でスイッチを踏む。※検査開始。ドラムが回り始める。
・③ すぐに左足をスイッチから離し、バイクを支えやすい位置にしっかりと置き、右足をブレーキペダルに乗せる。
・④ ハンドルを両手で押さえ込んでフロントブレーキをかけておく。※掲示「後輪ブレーキを離す」、ドラムの回転が速くなる。
・⑤ リヤブレーキを目一杯かけるとともにフロントブレーキを追加がけ。※掲示「前輪と後輪のブレーキをかける」

ポイントは、
・前輪ブレーキテストではあらかじめリヤブレーキをかけておくこと、後輪ブレーキテストではあらかじめフロントブレーキをかけておくこと。
・スイッチを左足で踏んだら、すぐにバイクを支えやすい位置にしっかりとおいてバイクを支え、右足はペダルに乗せること。
・「バイクが振られる」ことを覚悟する。「ハンドルの両手と左足で」しっかりとバイクを支えて備える。


ただし、メーターテストのときは左足でフットスイッチを踏んだままにして40㎞/hになったら左足をスイッチから離さなければならないので、
右足でバイクを支えなければなりません。


なお、あらかじめブレーキをかけておかない場合でも、右足はペダルに乗せていなければなりません。
そうしないと、リヤブレーキをかけるタイミングが遅れブレーキがあまくなるからです。
だから、この場合もバイクを支えるのは左足になります。

実際の検査であわてないように、バイクに跨がってメーターテスト、前輪ブレーキテスト、後輪ブレーキテストのシュミレーションをしておく必要があるでしょう。

    
4.メモ


※2019.09.02.ギヤオイル交換。
・ 32516.7㎞。
・ Mori Drive Silent+ ・ API SN ・ 10W-30 ・ 3000㏄+α
・ 前回の2018.9交換時のオドは29793.6㎞→2723.1㎞/年。

前回車検時の走行距離は28800㎞、今回車検時の走行距離32500㎞。
二年間で3700㎞。
二年間の最初の一年で977㎞、次の一年で2723㎞。
この一年はFJにしっかりと乗っていることになります。
頑丈スライダーを付けたり、ハンドルを乗りやすい150アップ2型に換えたことが幸いしたのでしょう。

転倒はいつ起こるかもしれません。

「フルロックターンもできるようになったし、そのそろ頑丈スライダーもお役御免か…。」と思っていたのですが、
今回の「検査ラインでの転倒」があったので、車検が終わったらすぐに頑丈スライダーを取り付けました。


つづく。




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